白斑の症状

尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)とは、日本では「シロナマズ」とも呼ばれ、皮膚の色素が完全に消失してしまう、身体全体に見られる慢性的な皮膚疾患です。 治りにくい皮膚病の一つであり、白斑が発症する確率は人口の1〜2%。日本人の患者数は推定120〜240万人と言われています。 後天的に発症する皮膚病であり、その症状により以下の3つのタイプに分けられます。

白斑の分類

白斑の病型として3種類に分類出来ます
白斑種類

●限局型
白斑が身体の一部の限られた部分に現れます。大きさは数センチ程度が大半ですが、中には10センチ以上になる場合もあります。 白斑部位への刺激や皮膚の炎症、精神的・肉体的なストレスがきっかけとなる事が多いと言われています。
限局型

●汎発(はんぱつ)型
身体のあちこちに白斑が発生する、尋常性白斑の中で最も多いタイプです。 限局型の白斑の影響で、メラノサイト(色素細胞)に対する自己免疫が成立してしまうことで、全身のメラノサイトが破壊され、全身の皮膚に白斑が生じてしまいます。
汎発(はんぱつ)型

●神経分節型
皮膚の神経の通り道に沿って白斑が発症。白斑部分に白毛を伴うことも多いようです。
神経分節型